“木”という地域資源を活かし、今まで地域に無かった価値を創造する。
【宮城県】一般社団法人 南三陸YES工房
地域おこし協力隊 “2名” 大募集! ①南三陸杉を活用した新製品の開発、体験教室のプログラム開発やモノをつくることの楽しさを伝える場をづくる! ②木材のサプライチェーンを確立し、国内外にPRする!
自己紹介/事業紹介
はじめまして!
一般社団法人 南三陸YES工房 代表理事の大森 丈広です。
私たちは2011年に発生した東日本大震災後、南三陸町住民の「雇用」と「交流」の場づくりを目指し、立ち上がりました。
その中でYES工房のモノづくりは、南三陸名産のタコをモチーフとした合格祈願の縁起物『オクトパス君』の製作の再開からはじまり、南三陸の養蚕の歴史と文化を伝える『まゆ細工』の製作、そして南三陸町の森林資源の利活用をかかげた『木製品』の製作まで広がりました。
漁業が基幹産業である南三陸町ですが、実は面積の約8割を森林が占めています。
町内で降った雨は森林の栄養分を蓄え、そのほとんどが町の海へと流れ込み、豊富な漁場を形成している、ということを震災後改めて知り、同時に森林保全の大切さと国内における木材産業の現状も実感しました。
モノづくりや体験プログラム、そしてそれらを通じた人が集まる場づくりや学びの場づくりなど、今までの南三陸には無かった方法での、“木”という地域資源の利活用。
「“木”という地域資源を活かし今まで地域に無かった価値を創造する」
YES工房だからこそ出来る方法を考えながら、事業に取り組んでいます。


人材を募集する案件の内容/理由
【森林資源が持つ価値を世の中に伝える】
南三陸の杉は、古くは伊達藩の時代から良質の杉として重宝されており「南三陸杉」というブランドになっています。
また、持続可能な管理が出来ている森林のみに与えられる国際認証「FSC」を一部の森で取得。
南三陸町が目指す「森 里 海 ひと いのちめぐるまち」の一翼を担う「森」「木」という地域資源を未来に残す・繋げる取組を、町で推進しています。
しかし、その重要な役割を担っている地域資源が、危機に直面しています。
森林を管理するのは、林業者ですが補助金がないと経営が成り立たないのが実情です。
以前までは、様々な商品が「木」を活用していました。
その代表が家です。人口が都市に集中し、今では鉄筋コンクリート造りのマンションが増えました。
スプーンなど、良質の木材を使えば長年使える生活用品もたくさんありますが、大量生産大量消費の世の中になり、安価で活用できる使い捨て商品が出回りました。
森林を管理し、良質な木の生産をしても、その活用先が少なくなっているのが現状です。
山の手入れが出来ないと、栄養分が蓄えられず南三陸の漁業は衰退するかもしれません。
さらに、土砂崩れ等の災害にも繋がります。
私たちは、その現状をなんとかしたい。
良質な木を活用した製品を増やし、その魅力を広く国内外にPRする。
私たちの想いに共感し、一緒に推進してくれる仲間を2名募集します。


具体的な業務内容
①新製品の開発/体験プログラムの開発
南三陸杉を活用した新たな木材の「振興」、教育旅行などでの地域資源を活用した「体験教室」のプログラム開発、モノづくりを通じた新たな交流の場「FabLab」等の企画を具現化していただきます。
デジタル工作機「Shop bot」も完備。CADや3Dソフトの技術を使ってアイデアをカタチにしていってください。
②木材のサプライチェーンを確立し、国内外にPR
川上(山主)~川中(製材所)~川下(建築・木工所)が連携して「南三陸町森林管理協議会」が発足しました。
各関係者を調整し町ならではのサプライチェーンを確立して、世の中に発信をして頂きます。
各事業者の想いをくみ取り、町としてのあるべき姿を考え、各社の共有ゾーンを見つけて推進していく。
町の将来を担う大事な仕事です。


企業・団体情報
企業・団体名 | 一般社団法人 南三陸YES工房 |
設立日 | 2019年6月3日 |
企業所在地 | 宮城県本吉郡南三陸町入谷字中の町227番地 |
代表者名 | 代表理事 大森 丈広 |
従業員数 | 9人 |
売上高 | 40,000,000円 |
事業内容 | デジタル加工機による木製品の開発・製造 市民工房「FabLab」、モノづくり学習の運営 情報発信・販売促進 木材産業の活性化・振興の取り組み |
業種 | 製造業、小売業、教育学習支援業、サービス業等 |
ホームページURL | https://yes-factory.jp/ |
募集条件等
求人形態 | 地域おこし協力隊 |
募集する人材像/スキル | 【共通】 ・売れるものづくりに関心がある方 ・固定観念に捉われず、柔軟に対応できる方 ・何事も前向きに取り組める方 ①新製品の開発/体験プログラムの開発 普通免許は、あった方が良いです。生活するためにも。笑 |
期待すること | ①新製品の開発/体験プログラムの開発 南三陸杉を使った新製品や体験プログラムの開発を通じて、木材の新たな価値を創造する。 ②木材のサプライチェーンを確立し、国内外にPR 「木材の新たな価値創造する町」としてのブランドを広く世に伝える。 |
報酬・活動支援金・謝礼 | 月給180,000円~200,000円 通勤手当上限10,000円/月 社会保険(健康保険・雇用保険・厚生年金・労災保険)加入 |
マッチングプロセス | 書類審査のうえ、面接 |
その他 |
プロジェクトリーダーのメッセージ

代表理事 大森 丈広
モノづくりに興味があるみなさんへ。
私たちと一緒に、『木』を活用した今までにない『木製プロダクト』を手掛けてみませんか?
近年、日本全国で木材の利活用に関して掲げられ、各地で様々な創意工夫が行われている中、YES工房でも、南三陸町の地域資源である『南三陸杉』を活用したモノづくりを行っています。
木材の利活用というこの活動の中で私たちは、山主、製材所、加工者、ユーザーとサプライチェーン全体が潤う仕組みを手掛けたいと考えていますが、国内ではまだまだ、その環境、仕組みまで至っておらず現実的には難しい課題だと思っています。
私たちが本プロジェクトと、出会いを通じその中で期待するのは柔軟なアイディア、新しい価値観の提起です。
ぜひ一緒に『南三陸杉』を利活用した新たな地場産業の創出を目指してみませんか?
仕掛け人からの推薦メッセージ

南三陸町移住・定住支援センター 上野 英律
代表理事の大森さんがとっても魅力的。
モノづくりに対する熱い想いと、周りの人に対する細かい気配り。そして、自分の好きなものを探求する好奇心。大森さんと一緒に仕事が出来ることだけで、とってもうらやましいです。
また、YES工房さんは地元の皆から愛されている場所。
周りから応援されやすい職場・環境で働くことは、地域おこし協力隊としてプラスになるはず。
ピンと来た方は、お気軽に相談を!