移住者インタビュー_田村淳一さん

「どこで」ではなく「誰」と「どんな」チャレンジをするかが大事。

日本全国!地域仕掛け人市では、これまで108団体、約2400人の出会いを創出、 多くの移住・起業・転職の事例を生んできました。今回は実際にイベントに参加して移住を決断した方へインタビューしました。

田村淳一さん
・東京から岩手へ移住
・2015年仕掛け人市に参加。
・2016年6月に岩手県遠野市に移住
・(一社)Next Commons Lab 理事/(株)遠野醸造 取締役

いつかは地方で働きたい

私は和歌山県の人口3000人ほどの村で生まれ育ちました。その事もあり将来は地方で働きたいと思っていました。でもすぐに地方に行くのではなく、修行を積んでから地方に行こうと思い大手企業に就職しました。

その後、何年か過ごしある程度経験を積んだので、そろそろ地方に行こうかなと考えていた時に、雑誌の広告を見て仕掛け人市のことを知り参加しました。仕掛け人市では様々なブースで話を聞きましたが、東日本大震災の時に自分が何もできていないなと感じていたので、東北オープンアカデミー(リンクhttp://open-academy.jp)のプログラムで東日本大震災の被災地である宮城県の気仙沼市に行ってみようと思いました。

現地に行ってみてわかる温度感

実際に気仙沼市に行って自分の目で見たり、話を聞いてみると、ニュースなどで見る情報とは大きなギャップがあるなと感じました。被害は想像以上に大きかったし、復興は進んでいませんでした。それでも現地の人は前向きに頑張っていることも感じることが出来ました。しかしその一方で、地域のプレイヤーだけでなく、外から入ってくるプレイヤーが増えることが大事だと感じました。今までとは違う視点で、地域の方々と協力しながら新しい取り組みを仕掛けていくことが必要だと思いました。それだったら自分もそういったプレイヤーになってみようと考えはじめました。

「どこで」ではなく「誰」と「どんな」チャレンジをするかで決めた。

それから、色々な地域を見にいったり調べたりして、遠野に行くことを決めました。決め手は遠野でチャレンジできることが自分のやりたいことと繋がっていたからです。誰とどんなチャレンジをするかを大事にしていました。実際に遠野で働いてみてすごくやりがいを感じています。

新しい会社を立ち上げたり新規事業を作っていくことは難しいこともたくさんありますが、サラリーマンではできないような経験ができ、自分が面白いと思う事ややりたいことをどんどん仕掛けられています。だからこそ、今の都市での仕事がつまらなかったり、思いっきりチャレンジしたいと考えている会社員の人は、どんどん地方にその場を求めて動いていくといいなと思っています。

仕掛け人市のここがポイント!

仕掛け人と会話をすることです。セミナーなどで一方的に話を聞くだけでなく、仕掛け人の話を聞き、自分の考えていることを話すことが大事だと思います。セミナーで話を聞いたりパンフレットを見ることは他のところでも出来ますが、仕掛け人の生の声を聞き、自分の考えていることを話すことが出来る機会はここしかないと思います。