世界にたったひとつだけの村で、事業をタネから育てるONLY ONEなプランナー募集!
【宮崎県】椎葉村役場 地域おこし協力隊世界にたったひとつだけの村・椎葉村に眠る事業のタネを、村内外の伴走者と協力して育て、3年かけて、この村に定住するための生業として事業化します。
自己紹介/事業紹介
総務省が、国の事業として展開する「地域おこし協力隊」。近年では地方創生の流れとも相まってその知名度も上がり、様々な情報が巷にあふれるようになりました。その実際の運用が、各地方自治体に任されているように、都市部から農村部への人の還流の道筋を作る、というのもこの事業の1つの側面です。
私たち宮崎県椎葉村では、著しい人口減少や高齢化等の問題を抱えていることから、地域外からの人材の移住・定住のための重要な施策であると位置づけるとともに、地域の活性化を促進するための大きな機会であると考えています。
椎葉村の地域おこし協力隊は「ミッション型」と呼ばれ、こちら側で活動テーマを設定することがほとんどですが、今回の募集ではそうしていません。代わりに、村内で新しく始めたり承継することができそうな事業のタネを紹介し、村内外の協力者(伴走者)と共に活動テーマを自身で設定し、取り組んでいただくことになっています。
自由度が高い反面、ご自身の意志や方向性がある程度定まっていないと、任期中の貴重な時間を棒に振ってしまうことにもなりかねません。事業内容を慎重かつ大胆に創っていくことに神経を注ぐのはもちろん、村の人間は誰も考えもしなかったようなアイディアと個性を発揮するべく、土台固めにも集中しています。
人材を募集する案件の内容/理由
事業のタネとして紹介できるものは、現在のところ以下の通りです。
1)椎葉村が誇る「超軟水」の湧水と自生種である山茶を利用した飲料の開発と販売
→他所の水が硬く感じてしまうほどの超軟水がこの村の水の特徴。今でも自家用に栽培する家がほとんどという自生種の茶葉と合わせて、商品の企画から始めます。
2)豊富な清流の水を利用した淡水魚の養殖と販売
→チョウザメやヤマメの養殖に成功している村内事業者がいるものの、まだまだ人手が足りていない状態。新規参入の余地が大きくあります。
3)古来から続く狩猟文化を存続させるためのジビエ商品の開発と解体処理場の設置
→神様への感謝と共に古来から続く狩猟文化。しかし猟師は減り、田畑の獣害は広がる一方。両方の問題を解決するために、獣肉をお金に変える方法と必要な設備を編み出します。
4)村の面積の96%を占める森林を利用した、林業の六次産業化と自伐林業
→自然の恵みを糧に変えてきたのがこの村の暮らし。最も豊富な恵み、森林資源を糧に変える方法は他にはないのか?慣習に囚われない柔軟な発想と行動力が求められています。
5)村のお母さんたちが守り育て、土産品としても定着した食品加工品事業の承継
→山での暮らしならではの、保存食をベースにした椎葉村の食文化。その担い手であるお母さんたちも寄る年波には勝てず、受け継ぐ若手が必要です。
事業のタネがあっても手を付ける人がいないのは、単純に手が回らないから。事業を興し、仕事を回し、村そのものが生き延びていけるように、外からの人材による助けが必要です。
具体的な業務内容
共通する業務内容としては以下のようなものを想定しています。
・事業のタネの先駆者や関係者からのヒアリング。現状把握と分析。前提条件となる法律等の調査と確認。
・伴走者との意見交換と役割分担。ロードマップの策定。
・課題と障害の洗い出し。それぞれの解決と解消。トライ&エラーの繰り返し。
・必要に応じて、資金調達やスモールスタート、プロトタイプの作成など
私たちがつくりたい社会/未来
地方創生ブームを迎えて、いい仕事があれば移住したい、という人は増えてきました。裏を返せば、都会の人がやりたくなるような仕事は、まだまだ地方にはないということです。この、日本三大秘境と呼ばれる椎葉村の場合は、不便ではあるけれど、豊かな自然環境が気に入って、住めるものなら住んでみたいという人は少なからずいます。
でも、よい仕事がないから、収入のメドが立たないからと諦めてしまう。真面目にきちんと働くことができれば、住みたい人が、都会と遜色なく楽しく豊かに暮らしていける。そんな未来を実現していきたいと考えています。
企業・団体情報
企業・団体名 | 椎葉村役場 地域おこし協力隊 |
設立日 | 2015年4月1日 |
所在地 | 宮崎県東臼杵郡椎葉村大字大河内1381番地ロ号 |
代表者名 | 村長 椎葉晃充 |
従業員数 | |
売上高 | |
事業内容 | (1) 移住・交流事業の支援 (2) 地域資源の発掘、振興に係る支援 (3) 農林産業の振興に係る支援 (4) 観光業の振興に係る支援 (5) 地域ブランド、6次産業の振興に係る支援 (6) 定住するための生業を確立する活動 (7) その他、地域の活力維持および地域の活性化に資するため必要な活動 |
業種 | サービス業 ほか |
ホームページURL | https://www.facebook.com/shiiba.kyouryokutai/ |
募集条件等
求人形態 | 地域おこし協力隊 |
募集する人材像、スキル | ・柔軟な発想とまず手を動かす行動力 ・地域住民との丁寧かつ誠実なコミュニケーション ・関連テーマやその事例に関する知識 |
期待すること | 村内に転がっている事業のタネがモノになるかどうか、そこを見極めるだけでも価値があります。事業を立ち上げて軌道に乗せることだけが成果ではありません。活動によるヒト・モノ・カネの流通を通じて地域が活性化され、勇気づけられることも重要です。 |
報酬・活動支援金・謝礼 | 給与:月額165,900円、年2回の賞与あり 活動支援金:年額500,000円(要申請) その他、家賃全額補助、活動車両の提供、PCのレンタルなど |
マッチングプロセス | まず椎葉村がどんなところかを下見に来ることが望ましいです。 オンラインでの面談や説明会参加は可能ですが、採用者の選考に当たっての面談はオフラインのみを予定しています。 |
その他 | 地域おこし協力隊お試し体験事業というものがあります。これは、応募前に現地を知るための旅費を半額補助するものです。他の滞在プログラムと組合せての利用も可能です。 現在は募集準備中です(まだ応募は受け付けていません)。 |
プロジェクトリーダーのメッセージ
椎葉村役場地域振興課企画グループ長 梅北実利(うめきた・みとし)
人口減少と高齢化が著しい椎葉村ですが、若い世代が居ないわけではありません。ただ、その絶対数が少ないがために、地域を維持するための仕事に追われて、なかなか新しいことを始める余裕がないのが現状です。この村がこの村であり続けるためには変化が必要であり、その担い手はUターンとかIターンとか言ってる場合ではありません。この村を気に入ってくれた人が、この村に住み続けるためのチャレンジを応援します。
仕掛け人からの推薦メッセージ
サバイヴ椎葉 村上健太
僕も地域おこし協力隊出身です。椎葉村の場合、定住してくれることが最大の目的なので、いい意味で事業の成果は問われません。のびのびと、自由度高く仕事ができますし、定住するか否かはその結果で構いません。
僕もこの村でやってみたいことは山ほどありますが、身体はひとつしかないので我慢している状態です。手伝いやアドバイスは惜しみません。この村での暮らしをもっと面白くするために、色々と挑戦してみましょう。ここは、それができるところです。